これもまだコロナ大騒ぎの前の3月中旬。ブログアップサボってました・・・
10回目の熊野古道伊勢路
尾鷲から熊野まではワタシの足では中々進みが遅いです。
二木島駅からスタートですが、車を停めるところが厳しそうだったので
ちょっと離れた曽根次郎坂・太郎坂の駐車場に車を停めてスタート。
二木島駅まで下って行きます。
しばらく歩いてJRの高架をくぐり二木島駅を横目に山手の方に
歩いて行きます。いつも使っているイラストガイドを見るも
ちょっと分かりにくいですね。
民家の庭先を通りまるで城跡のような立派な石垣を通ります。
しばらく歩いて国道に合流して二木島峠に向かいます。
え、こっちでいいのと思いつつ廃墟の横を通り過ぎて行きます。
ようやく峠の案内がありました。
二木島峠、逢神坂峠と続いてあります。
新宮までの最後の長い峠になります。
ここにも巡礼供養碑がいくつかありました。
しばらく歩いてふと前を見ると木の上にフクロウ?ミミズクのような姿が・・・
ゆっくりと近寄ると単なる木でした・・・
まるで木にとまってるように見えました。疲れが溜まってるのかも・・・(笑)
二木島峠に到着。峠まではあまり距離がありません。再び歩き始めて行きます。メジャーな八鬼山越えや馬越峠に比べると
古く石畳も苔むした物が多いですね。きっと歩く人が少ないのでしょうね。
休み休み歩いてようやく逢神坂峠に到着。
軽く休憩して下りに入ります。
前回杖を借りて使い勝手が良かったので密林の安物の
トレッキングポールを買っておきました。
安物の伸縮式なんで途中で壊れたり縮んだりしたら困るなぁと
思いつつ使ってましたけど、特に問題なく、トレッキングポールを
使った方が足の負担も少なくなっていいですね~
峠道も終わり新鹿の海が見えてきました。
新鹿で国道に合流してあった昔の道標。
右なち道、左いせ道とあります。
那智も身近になってきました。
新鹿海岸でおにぎり休憩。
天気がイマイチなのが残念ですが、一生このまま海を眺めていたい
感じです。
さてさて次に進みましょう。
国道をしばらく歩いてトンネル手前の登りに向かい
波田須の道に入ります。
真ん中の大きな木があるとことろが徐福の宮
このあたりの磯に不老長寿の薬草を求めて徐福が上陸したそうな。
波田須(はだす)って何か不思議な感じの集落でちゃんと歩いてるつもりでも
標識を見逃したのか?いつの間にか道が分からなくなってました。
なんとか大吹峠の標識を見つけ国道に戻ります。
時間が有れば探索したいような気分にさせられた波田須でした。
大吹峠入口は国道沿いに立派なトイレやら駐車場があります。
新宮まで30kmになりました。
逆に伊勢までは136km これは外宮からなんで
内宮からだと約141kmほど歩いたことになります。
栃原からの馬鹿曲がり橋とか大内山の道は歩いてて気持ち良かったなぁ~
ゴールしてないけど、また機会が有れば歩いてみたいですね~
ちょいと休憩して峠に入ります。
桜がいい感じに咲いてました。
大吹峠は、他の峠と違って竹林が多いです。
イノシシが竹の子を探してか掘り返した跡がたくさんあります。
古道の石畳もイノシシにかかればひっくり返されます。
ほどなく峠の頂上へ。
ここから観音道への分岐もあるのですが、今回は大泊方面に向かいます。
でも、スタンプが観音道にもあるのでいつかは行かないと・・・
峠を下って行くと農機具を収納していたと思われる廃屋がたくさん。
今では荒れ地になってますが、古道横は段々畑とかになっていたようです。
今は昔を感じます。
色んな事を考えながら歩いてると大泊の海が見えてきました。
対岸は、鬼ヶ城方向。新宮までの最後の峠松本峠を抜けると熊野の街中に入って行きます。
松本峠からの七里御浜の絶景は快晴の時に見たいのと足がもうヘロヘロなので
今回は、大泊までにすることにしました。
予定なら神志山くらいまで行って新宮まであと1日でゴールって思ってましたが
足がヘロヘロです(笑)
約5時間30分 14kmでした。
4月中には新宮の熊野速玉大社にゴールしたいと考えてましたが、
今の状況を考慮すると暫くは自粛せざるを得ないですね。
状況改善にどれだけの期間が必要か分かりませんが、早く収束して
自由に出かける事が出来ればいいですね。